11月のJuicy☆タロット

09隠者
今月の一枚は、『探しものは何ですか?』をあらわす隠者のカードでした。この言葉を聞いて、まず真っ先に浮かぶのは名曲 『夢の中へ』 の出だしのメロディですよね。ふふっふー♡ ってやつね。


探しものは何ですか?
見つけにくいものですか?
カバンの中も つくえの中も
探したけれど見つからないのに
(by 夢の中へ)

昭和48年(1973)の井上陽水バージョンと、平成元年(1989)の斉藤由貴バージョンとがありますけど、今月のニュアンスとしては、斉藤由貴バージョンの方かしらね。この頃は、ちょうどレコードからCDへと移行していた時期で、夢の中へのアナログ盤は現在レアアイテムとなっております。って、そんな雑学はいいとして。注目すべきはこの一連の流れ。


技術の進歩によりデジタル化が進んで、たしかに時代は便利にはなったけれど、何かだいじなものを忘れてしまってはいないか。情緒やぬくもり、味わい深さといったアナログだからこそ感じられることがあったのではないか。そういったことの貴重さを改めて感じるような。そんな場面があるのかも。

今やデジタルからさらに進化して、AI、量子システム、遺伝子組み換え、ゲノム編集、5G、スマートシティ化と技術はどんどん進化していってますからね。でも、このまま進んで本当に大丈夫なのかしら。まただいじな何かを忘れてしまってはいないだろうか。この素晴らしい技術の進化に人類のモラルはついていけているのだろうか。たとえば今ドラえもんが目の前に現れたとして、きちんと平和に使いこなせるだろうか。それだけの思慮分別と精神性は持ち合わせているのだろうか。といった具合に、過去の反省をふまえつつ、これからの道のりを今一度しっかり考える必要があるのかもしれません。

また、隠者のカードがめぐる時、人は研究熱心になりますので、何かしらの発明や発見、それに伴う努力の成果もポーンと出てくるのではないかと思われます。日常的なことでも、ずっと悩んでいたことの解決策が見つかったり、自身の深いところで納得できるなど、がんばってきたことにようやく光が射してくるような。そんな嬉しいスッキリ感を体験できそうよ。


ただ、煮詰まったらスパっと休んでしまってOKです。探すのをやめた時、みつかることもよくある話だと、由貴も陽水もそう言ってますし(笑)  考え過ぎたり、いろんな情報にふりまわされたりしては本末転倒。休まず、笑わず、悩んでばかりいたって、何もハッピーなものは見つかりませんし、自分軸がブレブレになって良いことなしですからね。そんなことより、秋の味覚や紅葉を楽しんだり、にゃんこ達とたわむれたり、ぐっすり眠ってデジタルデトックスするなど、あくまでも自分のペースをたいせつに。そうこうしているうちに、ある時ふと見つかる答え。決して派手ではないけれど、「ああ、そうか…」とじんわりあふれ出てくるあたたかい思いこそ、心からの深い答えだったりするのです。

ということで、今月もヌコヌコハッピーに!あったかハートで思い思いのステキな秋をプロデュースし、楽しんじゃってくださいね。みんなの日々がぬくもり溢れる素晴らしい日々でありますように。

今月のメッセージ
「木枯らし吹く季節も、大人になる為のだいじなシーズン」

Juicy☆'s Land

オネエタロット占い師ジューシーのホームページ

0コメント

  • 1000 / 1000